農地(畑や田)に家を建てたい ⇒ 農地転用が必要です。

こんにちは。宮城県仙台市の農地転用専門行政書士の松田です。

実家で持っている田畑に家を建てたい、農地を購入して家を建てたい。
そういった場合、農業委員会から農地を農地以外に使用する許可をもらう必要があります。(農地転用と言います。)
(場所によっては、農地転用ができない土地もありますのでご注意ください。)

では、具体的な書類として何が必要になるのでしょうか。
今回は、住宅建築を目的とした農地転用に必要となる書類や図面を解説していきます。
(ただし、市町村ごとで取り扱いが異なりますので、詳細は各農業委員会にお問い合わせください。)

1.許可申請書

各農業委員会のHPにて入手できます。
転用計画地や、転用計画概要を記載します。

2.住民票抄本

各市町村の住民課窓口にて入手できます。
建築主(施主)の住民票が必要となります。夫婦で建築予定の場合は、住民票謄本を取得してください。

3.土地の登記事項証明書

法務局にて取得できます。建築予定地が複数筆ある場合は、すべてについて必要です。
ただし、オンライン上で取得した登記情報では受け付けてもらえない場合がありますので
法務局に出向くか、郵送で請求することをお勧めいたします。

4.地図証明書(公図、土地の地番を表示する図面)

法務局にて取得できます。

5.土地の位置図(住宅地図)

転用計画地の場所がわかる住宅地図

6.事業計画書概要

各農業委員会のHPにて入手できます。
以下のような具体的な計画を記載します。
建築予定地を選んだ理由、上下水の取水排水計画、隣接農地への被害防除計画、他法令の許可や協議
建築の資金計画など。

7.土地利用計画図、配置図、平面図、立面図

契約をされているハウスメーカー、工務店が作成しているものを使用してください。
土地利用計画図、配置図については駐車台数や物置など詳細に作図します。
農業委員会から図面の修正を要求されることもありますので、その際は建築する会社か依頼している行政書士に修正をしてもらってください。

8.融資証明書、銀行通帳のコピー

仮審査を行った銀行から融資証明書を入手できます。
農地転用を行うに足る経済的な実現性があることを証明するのに必要になります。
一部または全額を現金で支払う場合は、銀行通帳のコピーまたは残高証明書をご準備ください。

9.委任状

行政書士に依頼する場合は、委任状が必要です。

まとめ

農地転用許可の添付書類について記載しました。

今まで聞いたことのない書類は多いと思いますが、
ご不明な点がございましたら、農地転用専門としている当事務所までお問い合わせください。